私が受験した結果は 740/800 点でした。奇しくも(……というほどですが)LPIC-101 と同じ点数。どっちも 92% くらいの正答率だったのかな。
試験を受ける目標は、「LPIC に合格すること」ではなくて、純粋に「LINUX の理解を深めること」でした。なので、テスト結果を求める一時的な暗記傾倒の勉強をしなかったし、むしろ10日以上空けて再度復習をするなど、学習成果を残す努力に努めた次第。
LPIC-101 と LPIC-102 を合格したことで、無事に Linux およびオープンソースの専門家コミュニティの一員として認められたみたいです。やったね。
LPIC-1 の認定証もいただけました。
勉強の期間
LPIC-101 に合格したのが3月29日だったので、4月から勉強を開始して6月13日にテストを受験しました。振り返ると、すこし長い期間をかけているとも思いました。
勉強方法は、参考書を読んで、テスト環境(VirtualBox と GCP シェル)を使ってコマンドを試行する正攻法です。
仕事では Linux を使うことがあまり無いので、通勤時間や平日寝る前の数十分、休日なんかには図書館に行ったりして気分転換しながらのんびりと勉強を進めました。
テストするときの流れ
これは LPIC-101 のときと一緒。前回登録を済ませてあったので10分かからずに準備ができました。
試験会場や、受験の時間なんかも前回にあわせて行ったので、らくちんでした。
LPIC-102 のポイント
私は、今回のテストで用意していた参考書は LPIC-101 と同じで次のとおり。
いわゆる「あずき本」「白本」に加えて Ping-t を入れた、かなり念入りな体制です。こうなったのは合格を目標にするのではなく、学習自体が目標だったというのが大きいと思います。
LPIC の試験を受けたあとの感じだと、一番よいのは「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」だと思います。内容が、よくまとまっていて学習が身につきやすい。しかも、試験内容との一致率も一番高い印象です。個人的には、この本でまず勉強するのがおすすめ。
「Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集」は、LPIC-101 と同じで内容のまとまりに疑問があり、問題傾向としても一致率に乏しい印象です。ただ、ひねくれた問題に強いという印象はやはり同じ。
「Ping-t 最強WEB問題集 LPIC-102」は、やはり試験結果重視の問題集です。試験内容を見たきた人が、その轍にあわせて問題を作った、みたいなもの。なので、出題される問題をよくよく説明してくれています。合格だけすればいい人向けかと。
「LINUC 無料参考書」は一番最初に読みました。勉強をはじめるとっかかりを作るだけの資料かも。
個人的な学習は、どういう風に取り組んで、どういう結果を残したいのか、自分で考えたやりかたをするのがいいのかなぁ、と。
おわりに
2018年の11月に行ってきた「Google Cloud OnBoard 2018」のイベントで感じたクラウドに関する基礎的なノウハウ不足への答えの一環として学習をはじめたのが LPIC の取得でした。
なので、これに関しては半年で形になりました。これが早いか遅いかは、その人のスケジュールの埋まり具合だとか、体調だとか、目的やゴール……いろいろあるんだと思います。
クラウド自体の理解では、GCP の機能をテストしてみたりして、いくつかは記事にしました。個人的にも、仕事でこうしたクラウドサービスを利用する機会に恵まれて、予習しておいてよかった。うむ、いちおう一区切り作れたことに満足。
Google カレンダーの情報を取得するネタは記事にしてないのに気づいた。