GCP の Cloud Shell is なに？
GCP を使うならどうしても避けてとおれない「Cloud Shell」。
私は Windows の世界に住んでいたので、このシェルがコマンドプロンプトみたいな CUI なのはわかっても、どういう言葉で会話すればいいのかよくわかりませんでした。なので調べてみた。
この記事によると、こいつは「Debian ベースのLinux」みたいです。
ほんとだろうか。シェルに次のテキストを問い合わせてみる。ほんとに Debian ぽいぞ。
cat /etc/os-release
というわけなので、Linux のコマンドを知らないと、このシェルとはお話できないことがわかりました。
Linux を勉強するのは骨太そうで抵抗あるけど、とりあえずゲーム１本プレイするのと大差ない範囲で遊んでみることにした。
とりあえずの参考書と Linux 環境
https://linuc.org/textbooks/linux/
無料なので、この参考書で勉強をはじめる。
配布元は国内で Linux の認定資格を実施しているところ。わけわからないテキストではなさそうです。
GCP は Debian だったけど、この本は CentOS で Linux の説明が進められている。
どっちも Linux から派生した OS で「Linux distribution」という。言葉のとおり「リナックスから分布したもの」でいい（と私は思っている）。
Linux から分布した Debian
Linux から分布した CentOS
Linux から分布した Ubuntu
Linux から分布した Android
Linux から分布した SteamOS などなど
GCP だと OS のインストールから自分で試すことができない。
このあたりは GCP に限らずクラウドの責任共有モデルの話だと思う。Google Cloud on Air で説明があった。（Google Cloud の製品の説明をしている Youtube の放送）
なので、とりあえずの環境構築は CentOS の DVD イメージをダウンロードして VirtualBox で実行した。
> Cent OS ダウンロード先
> Virtual Box ダウンロード先
GCP のシェルとお話するコマンドの練習
教科書の３章から基本的なコマンドの使い方を教えてくれます。
補足として、第１０章の「ネットワークの設定と管理」は、 VirtualBox を利用しているときは、デフォルトの設定だとうまくコマンドをテストできない。以下のように VirtualBox のネットワーク設定を変更しておく。
「ファイル」＜「環境設定」＜「ネットワーク」より、NAT ネットワークを追加して下図のような感じに。
「仮想マシン」＜「設定」＜「ネットワーク」より、作成した NAT ネットワークを選択する。
NAT ネットワーク の詳細は、公式マニュアル参照。
GCP で ls してみる
すると「README-cloudshell.txt」というファイルがあることがわかりました。
中身を確認する cat のコマンドで調べてみます。
Welcome to Google Cloud Shell, a tool for managing resources hosted on Google Cloud Platform!
The machine comes pre-installed with the Google Cloud SDK and other popular developer tools... (略)
無事というかなんというのか、勉強した Linux のコマンドで「Cloud シェル」とお話できた感じになりました。よかった。
このシェルは Linux のコマンドを使ってプリインストールされている SDK やツールを使えるということなんだと思います……が、ともかくコマンドをはじめとした Linux を知らないとダメなのは、よくわかった。
Linux を勉強しておいたほうがいいっぽい。少しずつ教科書を読み進めることにする。
（２０１８年１１月２６日現在 ２３８ページ読了し、サーバー構築編を読み始めました）
（２０１９年０６月１７日現在 LPIC 1 の資格試験に合格。LINUX ゲームの第一作をクリア）
