破棄する外付け HDD と USB メモリーのフォーマット方法についての私なりのまとめです。
これが万全だというものではないですが、マナーやお作法的な嗜みとして有益なものだと思います。
まず、基本的な情報の安全管理は総務省の 国民のための情報セキュリティサイト を参考にしました。
「廃棄するパソコンやメディアからの情報漏洩(ろうえい)」しないようにするということでしょう。
- データ消去用のソフトウェアを利用
- 専門業者のデータ消去サービスを利用
- 物理的に破壊
この記事は、特に1つ目のデータの消去、簡単なフォーマット方法をまとめました。
結論は、ファイルシステムが NTFS なら cipher 、それ以外のファイルシステムなら diskpart によるフォーマットが簡単。
フォーマットの方法
フォーマットをするやり方は、「廃棄するハードディスクのデータを完全に消去する」がわかりやすい目安です。
2008年に書かれた技術資料なので少し古いですが、基本的なやり方は今でも変わるものではないです。
簡単にフォーマットを実践するという趣旨なので、 Windows 標準の機能でフォーマットできる方法を調べました。
cipher (NTFS ファイルシステム専用)
安全なのは cipher コマンドを利用してフォーマットをする方法です。
cipher /w:x: (x:ドライブの例)
米国防総省でも定められた "0x00″ "0xFF" "ランダム値" のデータ上書きが3回実施されるようです。
ただし、 ファイルシステムが NTFS でないと使えない機能です。 NTFS は Windows のファイルシステムなので USB メモリーは FAT32 を採用しているケースも多いです。 (具体的な例では、 PlayStation 4 は NTFS を読み込まないといった弊害があるようです。 ISO 規格である FAT を採択するケースは少なくない)
diskpart
パーティション情報の消去と "0x00" を書き込みします。3回書込みの cipher に比べて安全性で劣るというもの。
一般的には十分な消去に繋がりますが、どこまでを想定するのかが焦点かと。あくまで、個人的な感想は cipher or diskpart でダメなら物理的に破壊します。
コマンドプロンプトを起動して、「diskpart」を入力します。専用の CUI ウィンドウが開きます。
次に、「list disk」を入力してフォーマットするディスクの番号を調べて「select disk *」で、クリアするディスクにフォーカスします。 「clean all」のコマンドで、ディスクをクリアすることができます。
補足
フォーマットしたディスクを再利用したいときは、パーティション情報がクリアされているため PC のデバイスとドライブから簡単にフォーマットできないです。容量が不明になっているはずです。
「ディスクの管理」(diskmgmt.msc) から、フォーマットする必要があります。