Word で資料を作成する際に、すこしデザイン性を上げるためのメモです。
なんだかんだで今も一部の資料を作る際は(慣例などによって)、Word が推奨されたりしますよね。といって、Word を雑に使うとヒドい見た目の資料になるので、ちょっとは見た目に気をつけよう、という内容です。
個人的には、word でマニュアルを作成するよりも InDesign を使ったほうがきれいでよいと思うし、簡単なものでいいなら markdown を使ったメモでいいと思う。
目次のデザイン
Word の目次は、単純にいれるだけだとシンプルな出来になってしまうので、個人的に好みではないです。でも、ユーザー設定の目次で、アウトラインレベルを「3」つくらいまでちゃんと自分で設定すれば、それなりに格好がつけられると思う。
これくらいの出来でも、参考書と見比べてもそれほど見劣りしないと思います。
- 目次1
- フォント:BIZ UDP ゴシック 12pt 太字
- 段落:前と後に1行
- 網掛け:下段に太さ 1pt のラインを追加
- 目次2
- フォント:BIZ UDP ゴシック 10pt 太字
- 段落:前と後に 0.5 行
- 目次3
- フォント:游ゴシック 10pt、文字色(緑を使った)
- 段落:左を2文字空ける
タブとリーダーの設定は、あとから「スタイル」で追加したほうが良い気がしています。「スタイルの右下」の矢印からスタイルの一覧を表示します。
スタイル書式の詳細 SHIFT + F1
を表示して、最後の微調節。
目次は他を完成させてから、最後に調整すること。「目次の更新」
F9
で目次をすべて更新すると適用したスタイルが初期化されてしまう。
両面印刷用の余白設定
両面印刷するときの個人的デフォルトで、パンチ穴を空ける用です。
ヘッダーとフッターに入れた文字との距離が 1.5 行くらい空いているものを好みます。ただ、デフォルトだとかなり広いので、すこし狭く設定しているかもしれません。
ヘッダーフッターの設定
ページ番号を挿入します。自動入力よりもマニュアルでフィールドを追加したほうがよい(できるようになったほうがよい)と思います。
単純な資料だと { PAGE } だけでいいと思います。ときどき、「現在ページ / 総ページ」という書き方が好まれることがあります。このときは「 { PAGE } / { = { NUMPAGES } - n } 」の形式がよいと思います。この場合は現在ページよりも総ページは小さいフォントサイズにします。(現在ページも本文より小さいフォントがよいと思います)
- フィールドの追加
CTRL + F9
- フィールドの確認
ALT + F9
- 今日の日付を入力するサンプル
個人的には、フッターにページ番号を入れて、ヘッダーには章などを表すテキストを入力します。
本文のデザイン
本文は、左インデントを「6文字」追加するか、段落なしで書きます。文のはじまりを1文字落とすかどうかは好みですが、最近は落とさない設定も多くなっていると思います。(手元にあった参考書をいくつか参考にしました)
左インデントを「6文字」空けていると、あとでアイコンを強調しやすいと思うのです。また、余白部分が増えることでデザイン的な読みやすさがある気がしています。
「2行段組」も好みますが、Word は段組みがイマイチなので、段組みをするなら InDesign のほうがいいかも。
フォントの設定
本文のフォントは、こんな感じが今は好きです。