「G2A.com」とは?
G2A.com は STEAM のゲームのアクティベーションコードを販売しているサイトです。
アクティベーションコードとは「ゲーム引換券」みたいなもので STEAM の中でこのコードを入力すると、そのゲームを遊べるようになります。なので、引換券。
(今もあやしい気がするけど) 自分は、無事ゲームを購入できたのでその記録をひとつ。
私の目的は、ゴールデンウィークの後半に10時間くらい目当てのゲームプレイするでしたが、無事のんびりと遊べました。
2019年07月03日追記
「G2Aで買うぐらいなら違法ダウンロードして遊んでくれ」。Steamキーなどを扱う鍵屋「G2A」への批判が再び巻き起こる という記事が公開されています。インディーズゲームの製作者が「どちらにせよデベロッパーの懐には一銭たりとも入らないとし、G2Aに金が渡らない方がずっとマシ」という意見を述べています。記事の一番したに問題点を加筆しておきます。
どういうもの?
STEAM のゲーム (1,000 円) を STEAM 内のセールで 200 円で買った人が G2A.com で 300 円で売ってるみたいな話だと思います。このあたりから、基本は敬遠するところですが、 STEAM のセールのタイミングを問わないので、いつでもセール価格+α で購入することができるみたいな。
STEAM のセールで直接買うのが一番いいのは間違いありません。
ただ、ゴールデンウィークのように日本独自の長期連休だと STEAM のセールも小ぶりなものでした。私のウィッシュリストのゲームも、さっぱりセール対象になっておらず、一番遊びたかった「Cities: Skylines」は定価の 2,980 円。
ちなみに、過去のセール時は 745 円で売られていたみたいです。さすがに定価購入は……と思い、ものの試しに G2A を利用した次第です。結果 1,287 円で買えました。
1.カードを直接使わない
G2A.com に限った話ではなくて、よくわからないサイトで、カード情報を入力しない癖があるといいかもしれません。私はペイパルを間に挟みました。 (ペイパルがどうなんだ、というのはありますが)
WebMoney も対応しているみたいです。こっちでもよかった。
(ただし、 WebMoney はネット販売だと 3,000 円、 5,000 円とちょうどいい金額になるかは疑問)
ペイパルに自分のアカウントを開設して、カードを登録しておきます。
カードがないなら、やはり WebMoney が身近な選択肢だと思います。
2.G2A でのゲームの購入のながれ
G2A で自分のアカウントを作ります。
それから、購入したいゲームを探して、「今すぐ購入」を選択します。
購入するゲームは GLOBAL 表示があると安心です。いわゆる「おま国」のゲームのプレイ可否はゲームごとによって対応が異なるためです。 GLOBAL はどこでも OK 。
ちなみに、おま国にも いろいろ あります。
微妙に英語が残っている購入の確認画面です。
「G2A Shield」の利用可否 (有料任意) と「利用条件」の許諾 (必須) のチェックがあります。私は「G2A Shield」を利用しませんでした。「支払いに行く」ボタンを押下します。
また、期間限定の広告が出てきたので「Continue without benefits」を選択。
「G2A Shield」は、いろいろなメリットがあるみたいです。
- 購入したアクティベーションコードが不正なものであったときに優先対応してくれる (なくても対応はしてくれるみたいです)
- 購入価格の 10% のキャッシュバック
- 先行予約の優先権 など
(このあたりのサービスから、日本の“お客様”とは違う感じです)
ようやく支払い方法の選択にたどりつきました。
私はここでペイパルを選択しました。支払い方法によって微妙に異なる手数料が追加されます。なので、最終的な購入価格は 1,178 円 + 109 円の 1,287 円でしたと。
決済が完了すると、すぐに自動で アクティベーションコード (CDキー) を表示できるページに進みました。「CD キーを取得する」を選択します。
ロボットではない認証チェックを入力します。
すると CD キーが表示されるので、メモ帳なんかに記録して G2A.com の役割は終了です。
あとは STEAM 内でコードを有効化します。
3.ゲームの有効化
STEAM を起動して左下にある「+ゲームを追加」をクリックして「Steam でアイテムを有効化する」を選択します。
小さいウィンドウがポップアップ表示されるので進んでいくと「アクティベーションコード」を入力するテキストボックスが出てきます。入力すると、製品を有効化となります。
あとは、ゲームの一覧からインストールする流れなので STEAM 内で購入したあとと同じです。
4.後始末
支払いに成功した後、カード情報はペイパルからも破棄しておきました。あんまり使わないサイトならカード情報は、残さないほうがいいでしょう。
ネットショッピングに繋がる口座は、副口座にしておくのも (手間ですが) 安心です。
加えて、ネットショッピングに使うカードは、いくつかのサービスに対応しているとさらに安心です。
- 利用金額の上限があること (10万円以下)
- カード使用のお知らせメールに対応している
5.G2A 鍵屋の問題点 加筆(2019年07月03日)
下記のとおりけっこう具体的な例もあるみたいです。ここまでいろいろあるとすごいな。(下記記事より転載)
- プロダクトキーを用いた転売が同マーケットでは横行
- 盗難されたクレジットカードを利用されたという事例
- tinyBuild Games がトラブルを通じて G2A のあり方について厳しく批判
- G2A と提携し『Bulletstorm: Full Clip Edition』の数量限定コレクターズエディションを発表した Gearbox Publishing に批判が殺到。方針転換を迫られる
- 『Portal』シリーズのシナリオなどを手がけてきた Chet Faliszek氏 や『マインクラフト』のリードピクセルアーティストを務める Jasper Boerstra 氏も G2A を批判、利用しないように呼びかけている
- G2A が『League of Legends』のスポンサリングを禁止処分された事例
カスタマーサービスやフェイクキーのリクエスト、クレジットカードのチャージバックなどにより開発者の潜在的な時間を奪うという意見もあって、これは上述の点からもトラブルになっているし、使わないほうがゲーム業界的にはよさそうです。
購入する(した)ゲームにリスペクトがあるなら、どちらにせよデベロッパーの懐には一銭たりとも入らないみたいなので普通に買うのがよさそう。まぁ、ゲームの中古業界がそういうものなんでしょうけど。