Microsoft Ignite The Tour 2020、テクニカルカンファレンスに行ってきました。
Microsoft の大型イベントの参加は今回がはじめて。インテックス大阪での開催だったので会場は広かったものの、まぁ寒かったです。
参加者の傾向は、(主観で)男女比8:2くらい。スーツ私服比は7:3くらい。そこそこ私服も目立ちました。年齢層は、学生風が少なく20代というよりもすこし年齢層が高めに感じました。
内容としては、かなり Azure に力を入れているんだなというのが再確認できました。次点で office 365 関係。WPF や UWP に言及しているセッションは、数あるうちでも1つか2つだったんじゃないかと。
参加してよかったこと
こんな感じのものがもらえました。
Azure の利用チケットとか貰えたりするかと思いましたが、特にそんなわけでもなく。イベントを通して紙資料などの配布がすくなくて、ペーパーレス化したイベントだったのかもしれないです。販促用の製品カタログとか、そういうのくらいでした。(イベント中に技術資料の配布が一切ないのは、少し手元寂しい感ありました)
参加するときに気をつけたほうがいいことは、マスクをつけていって正解だったのと、厚着をしていてよかったこと。各セッションのルームは暖房が効いているとはいえず、ダウンジャケットを着たまま話を聞いていました。
飲み物の配布は十分で、コーヒーやお茶を紙コップで自由に飲むことができました。これはかなり助かりました。(ただ、コーヒー片手に歩きまわってる人がこぼしてたのアレだった。自分もすこし引っ掛けられた)
セッションの内容
DEP20 - Windows 10 と Office 365 の最新デプロイメント手法
DEP40 - PC とモバイルデバイスの管理の強化
デスクトップ管理は、こうした手法があることをよく知らなかったので参考になった。 Microsoft Intune 自体をあまりよく知らなかったので、Windows Autopilot と Desktop Analytics は改めてすこし触ってみる機会をつくりたいと思う。
BRK40022 - ブロックチェーン神話に迫る
単純にブロックチェーン技術の基本的なことを知るキッカケになってよかった。
聴講されていた人は詳しい人もいたのかもしれないけど、質問で挙がっていたのは基礎的なことばかりだったので、それもただ勉強になってよかった感じです。
MOD10 - Web アプリケーションを Azure に移行する
BRK30146 - Azure DevOps を組織で運用するためのセキュリティベストプラクティス
Azure の事前勉強の甲斐もあって、ある程度は話についていけたと思う。
Azure をゼロからというよりもどうやって使うといいかというセッションが多くて、なるべく具体的に Azure のネタを挙げている感じがした。
MDEV50 - Windows 10: 開発者プラットフォームと、最新のアプリケーション開発
概要に唯一「Windows 32/.net、XAML」といったキーワードが並んでいた。 WPF on .NET Core の XAML Islands の紹介と、Progressive web app、MSIX のパッケージングの紹介があった感じだと思います。
個人的には、改めて新しいネタという感じではなかったけど、このあたりを紹介するんだなーと思って聞いていました。
気になった用語
DX は問題を解決するために、新しい・高速かつ頻繁に変化するデジタル技術を仕様すること。
これについて、講演者たちがどのように解釈しているのか気になっていたけど、「クラウドにとって都合のよい言葉」というコメントがあったりして、やっぱり今の時勢にあった用語として耳にする機会が増えているんだな、と。
- lift and shift
Lift and shift is a strategy for moving an application or operation from one environment to another without stopping to redesign the app or operations workflow.1
既存のオンプレミス環境のアーキテクチャをクラウドに展開して、アーキテクチャの変更は最小限に抑える方法。cloud native の第一歩として挙げられていた。
- Cascadia Code フォント
Microsoft が開発した開発環境向けの等幅フォント「Cascadia Code」。
「Windows Terminal」でも採用されているようで、おすすめだと。Font Ligature についての理解がなかったため敬遠してしまっていたので、VS CODE でも名前が挙がってくるので、チェックしておこう。
この種の今のご時世だから挙がってくる用語感は、こういうところじゃないと知る機会が無いので助かる。
今後のトレーニング
「Microsoft Ignite および Microsoft Ignite The Tour: 無料認定試験のオファー」で受験できるテストをなんかしら受験しようかと思います。
イベント終了から 180 日以内に受けにいく必要があるみたいなので、2020 年 07 月 22 日ごろまでに受験する必要があるのかと思います。
どのテストがおすすめなのかよく知らないので、ちょっと調べてみてから考えようかと思っています。
MCP教科書 Windows 10(試験番号:70-697)
- 作者:エディフィストラーニング株式会社,甲田 章子
- 発売日: 2017/06/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
徹底攻略MCP問題集 Windows 10[70-697:Configuring Windows Devices]対応
- 作者:株式会社ソフィアネットワーク 新井 慎太朗
- 発売日: 2016/11/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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参考例として「whatis.com」より。講演者のコメントでは、「もっとも抵抗が少ない道」とも。↩