sh1’s diary

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LPIC-101 受験のやりかたメモ(と合格)

私が受験した結果は 740/800 点でした。合格ラインは 500 点なので、それなりによい結果でした。

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結果は合格

受験料が通常だと 16,200 円とけっこうする。Ping-t 1 経由だと 15,120 円と 1,080 円だけおトクだったり、小ネタがあったので、そのあたりをメモ。

テストを受験するときの流れ

  1. Linux Professional Institute でアカウントを作成
  2. Pearson | VUE でアカウントを作成
  3. Ping-t でバウチャーチケットの購入
  4. Pearson | VUE に Linux Professional Institute のアカウントを繋ぐ
  5. 試験の予約と支払い(バウチャーチケットの使用)

1つ目の「Linux Professional Institute」のアカウントの作成は、次の Qiita 記事が参考になりました。(LPIC か LINUC かどっちの資格試験がいいかも参考に)アカウントの登録が完了すると、最後に LPI ID が表示される(これが大切!)のでメモしておきます。

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赤枠に ID が表示されています

2つ目に「Pearson | VUE」でアカウントの作成をします。1つ目の「Linux Professional Institute」と2つ目の「Pearson | VUE」2つのサイトで別々にアカウントを作る必要があるので注意が必要です。(もともと、Pearson | VUE で他のテストを受けたことがあるなら2つ目を省略できます)

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このログインは Pearson | VUE の ID を入力する

3つ目は Ping-t で「LPIC-1/LPIC-2 専用チケット」を購入します。これは、受験料が安くなるからここから買っているだけで、面倒なら省略することができます。

Ping-t の HP に進みます。アカウントを作成して、受験チケット(割引)から「LPIC」を選択。(※要アカウント登録)チケットを購入すると、プライベートメッセージに電子チケットの番号が届いているはずです。これを受験の料金支払いのタイミングで入力します。

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購入ページで枚数を入力して

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確認ページで間違いないかチェックして

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カードで支払いをして

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プライベートボックスに移動して

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購入の通知が届いてると

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赤線のあたりに、チケットのコードがありました。おつかれさまでした

4つ目で受験するテストを選択して1つ目と2つ目のアカウントを紐づけします。「LPI | Linux Professional Institute認定試験」で試験の予約を選択すると、ログインを進めるときに、「プロフィールに Linux Professional Institute Testing を追加」が表示されるので、1つ目で作ったアカウントの LPI ID をを入力します。

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この画面で、1つ目の ID を入力する

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連携に成功するとこんな画面に

2019年4月現在の 101 試験は「101-400」と「101-500」のどちらかを受験すればよいです。違いは version 4.0 と version 5.0 の違いですが、公式の「概要」に詳しいです。勉強をしたバージョンにあわせておきましょう。

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LPIC の試験選択の画面

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こんな感じで公式に対応の番号が書いてある

試験会場を選んで、最後の支払いまで進むと3つ目で購入した「バウチャーチケット」を使用します。「使い方」に詳しかったです。

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チケットの ID を入力して「適用」を選択

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確認があって

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確定をする感じでした

受験の注意

Pearson | VUE での受験は、受験票らしいものが無いのが特徴です。「あれ? これ、なにも持っていかないで本人確認は大丈夫なの?」って気分になったので、一応。そのかわり、当日の本人確認がすこし厳しいです。運転免許証だけではダメです。(+保険証などが必要)受験ポリシーは、目を通しておいたほうがいいです。

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受験のポリシーをチェック

案内にある15分前に会場入りというのは、写真を撮影したり、身分証を確認したり、サインをしたり、荷物を預けたりする時間です。私の受験した当日は、電車の時間が遅れて1時間弱の遅刻をして、すこし面倒ごとになっている人がいました。試験場所の空き具合の次第ですが、私は試験時間をはやめて受験することもできたので、余裕をもって会場入りするくらいがよいと思います。

LPIC-101 のポイント

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

  • 作者:中島 能和
  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

LPIC レベル1の参考書に書いてあるとおり、出題形式は次の3つであることを理解しておくとよいです。

  • 選択問題(ラジオボタンの選択)
  • 選択問題(チェックボタンの複数選択)
  • 記入問題(テキストボックスの文字入力)

選択問題は、簡単ですが、ラジオボタンかチェックボタンをまず確認します。複数の選択肢を選ぶ回答の問題なのに、うっかり1つしか選択をしないようなミスを防いだほうがいいです。
記入問題は、正確に覚えていないと解けない(書けない)です。Ping-t の学習サイトはすべて選択問題で演習を進めるので記入問題は要注意。重要なコマンドやファイルの名前等は、そらで記入できるように自分で理解の深さを把握しないとダメです。

学習につかった参考書・サイト

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応

  • 作者:中島 能和
  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

かなり参考になった参考書。自分のときは、本試験の出題傾向と内容がもっとも一致していたし、内容の解説も一番丁寧に書かれていたので、勉強しやすかった。これを中心にやって間違いないと思う。

参考になったサイト。試験形式で解く問題を増やして、力をつける系。細かい出題もあるので、これに慣れておくと試験のときに楽。Ping-t の学習だけでも受かると思うけど、ランダムに問題がでるだけなので、受験後の学習具合のまとまりは、イマイチと感じる人もいると思う。私は、このやり方だけだと長く記憶に定着するのか疑問。(「記憶力を強くする―最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス) 」や「エンジニアの知的生産術 ──効率的に学び、整理し、アウトプットする (WEB+DB PRESS plusシリーズ)」より)
上記の参考書で勉強してから、ここで1ヶ月くらいかけて、問題を解くのが学習的にも王道なのかなぁ、と。

そこそこ参考になった問題集。本試験との一致具合は(自分のときは)イマイチ。Ping-t のほうが、(良くも悪くも、それ以外に目を向けていないので)この試験だけの対策勉強感が強い。この問題集の解説は、紙面の都合か説明が不十分なところもあったりもする。他にも、vi のコマンドをあとでざっと見返す、というようなのは得意ではないし「repquota とquotacheck と quota の引数って?」といった一覧表を対照するのも得意ではない。問題数を稼ぐなら Ping-t だけもいい気がするので役どころにこまる。落ち穂をすこし拾う (glean) の意味では、悪くないと思います。ちょいズレたり、引っ掛ける問題に強い感じ。

追記

後日 LPIC-102 も受験して合格。


  1. LPIC などの受験をサポートする受験対策のサイトです。Ping-t の LPIC-101 講座は無料で利用できるので試してみてもわるくないです。